日清F、トルコでパスタを生産
2014-01-29

 日清製粉グループの日清フーズは1月29日、丸紅とトルコ最大のパスタメーカー「ヌフン・アンカラ社」(ヌフン社)とともに合弁会社「トルコ日清製粉」を4月に設立する、と発表した。トルコ国内に乾パスタ製造工場を建設し、来年4月より稼働をはじめる予定。新工場の稼働開始に伴い、日清フーズの連結子会社「マ・マーマカロニ」は、神戸工場での乾パスタ生産を打ち切る。

 新工場の生産能力は1万8千トン。製造した乾パスタは、日本に輸出し、『マ・マー』ブランドとして販売するほか、冷凍パスタの原麺などにも使用する予定だ。将来的にはヨーロッパなどトルコ周辺地域への輸出も視野に入れる。

 また、マ・マーマカロニ神戸工場の敷地内に冷凍パスタの製造工場を約28億円かけて建設。今年5月に着工し、来年5月の稼働開始を見込む。生産能力は5200万食。

 トルコ日清製粉の資本金は2250万米ドル相当トルコリラ(23億6300万円)。出資比率は日清フーズが48%、同社の持株会社「日清製粉グループ本社」が3%、丸紅が25%、ヌフン社が24%。日清製粉グループのパスタの海外製造拠点は米国に続く2カ国目となる。